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恋猫9+後書き

 目覚めは最悪だった。
 身体の至る所がギシギシと痛むし、喉が枯れて声も出ない。それでも縋りつくように眠っている早田を見ると、怒る気も失せてしまう。
 「夏休みね……別荘で二人きりかよ」
 先が思いやられる。だが、ヒカリは約束を反故にしようとは思わなかった。それどころか少し楽しみなぐらいだ。
 横になったまま天井を見上げて片膝を立てる。それだけの動作をするにも腰の辺りが重く気怠い。その倦怠感に身を委ね、早田の身体に腕を巻き付ける。
 見た目は軽そうで、実際は気弱なふりしているけど、本当は我が侭で。それに騙されたと言う者もいるかも知れない。だが、ヒカリはそう思わない。
 何段階にもわたって仕掛けられた嘘、それらはヒカリに対する早田の気持ちをあらわしているのだ。
 それにヒカリはこんな事をされたと言うのに、早田を嫌いではない。寧ろ離したくないとすら思っている。抱きついたまま目蓋を閉じ、夢に落ちる直前に小さく呟く。
 「何でお前みたいな奴を好きになるんて、全くもって理不尽だ」

<終>






後書き

内容的に区切りいいところでってやってたら最後はうんと短くなってしまいました。間違えちゃった。
本当ならもう一冊書くつもりだったんですが、何だかんだと先送りしてる間にどんな内容で書くつもりだったのか忘れてしまいました。そんな訳でもう書けないだろうなって思ってます。

近日中にブログ内の整理とレイアウト変更を行う予定です。
ご意見・ご要望などありましたら参考にさせて頂くのでコメント欄にお願いします。
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